中国では、国の発展に自信を持ちながらも、たびたび日本脅威論が持ち上がるが、これは「日本の強さ」をひしひしと感じているためなのかもしれない。中国のQ&Aサイト・悟空問答はこのほど「日本はどれだけ強い国なのか」と題するスレッドが立ち、中国人が議論を交わした。

 スレッドに寄せられた意見のうち、最も多かったのは「経済力」を指摘するもので、中国人の間では一般に日本が経済大国だということに異論はないようだ。さらに、「日本の科学技術力、民度などは、アジアだけでなく西洋の多くの先進国よりも高い」と評価する中国人ユーザーや、「医療水準や核技術力」の高さを脅威として挙げたユーザーもいた。

 また、日本に詳しい中国人ユーザーの場合、日本の最大の強さは「人」にあると感じているようだ。日本企業と中国企業による合弁企業で働いていたという中国人ユーザーは、上司が日本人か中国人かで職場環境が全く変わると紹介している。中国人が管理職に着くと、ミーティングの度にヒステリックに怒鳴られた挙句、最後には「各種罰則」が待っているそうだ。日本人の場合、「ただ注意して今後どうしたら良いのかをはっきり伝えるだけだ」とした。しかも、「ののしる言葉や、人を傷つける言葉も言わなかった」そうだ。

 日本に留学していたという別の中国人ユーザーは、「一番強くて一番恐ろしいのは日本人の精神だ」と伝えている。日本人は自分に厳しくて他人には優しく、責任感があり、来日半年で日本に対する見方が180度変わったそうだ。バイト先にいた70代の同僚の熱心な仕事ぶりや、コンビニで買い物をした子どもが店員にお礼を言い、自分の買ったものは親に持たせず自分で持って帰ったことなど、感銘を受けることが多かったと振り返った。

 もっとも、「日本は強くなどない」という人もわずかながらいて、「政治だけは強くない」という意見も少なくなかった。中国には、日本が嫌いな人や日本が恐いと感じている人が多いとはいえ、最近では他国の良さは直視するという考え方が主流になっているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)