近年、中国の自動車市場で人気がますます高くなっている日系車だが、今でも「日系車はボディの鋼板が薄い」と思い込んでいる中国人は少なくない。しかし、中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、「日本車は鋼板が薄い」とのデマを「米国人が否定する動画」を配信した。

 配信者の米国人男性は、非常に流暢な中国語で米国で売られている日本車について語っている。配信者によると、一部の中国人は、「日本車の燃費が良いのは、ボディの鋼板が薄くて軽いから」だと思い込んでいるという。確かに中国では「安全性を犠牲にして燃費を良くしている」と誤解している中国人は少なくない。

 しかし、配信者の米国人男性は、そのデマをきっぱりと否定した。「大部分の米国人は、日本車のボディが薄いとは思っていない」と述べている。1970年代に日本車が米国市場に進出してすぐのころは、日本車の品質に対する評価は低かったが、半世紀が経過した今でもそう思っている人はいないと指摘している。

 だが、多くの中国人は、「米国の日本車と中国の日本車は違う」と思っているようだ。この主張に対して配信者は「比較する設備がないから分からない」としつつも、「米国で車を売りたいと思うなら、品質を落とした車を売るわけがない」と道理を説いている。これはつまり世界最大の自動車市場であり、競争も激しい中国市場で「品質を落とした車を売るわけがないではないか」ということだろう。

 これに対し、中国のネットユーザーからは「米国の日本車は中国で売られている日本車より鋼板が厚いに違いない」、「日本からの輸入車は中国でも質が高い。でも中国で生産する日本車はそれほどでもない」などのコメントが寄せられ、中国で売られる日本車は品質が劣ると信じている中国人が多いようだった。せっかく米国人男性が否定してくれたというのに、思い込みや先入観を捨てられない中国人は少なくないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)