米調査機関ピュー・リサーチセンターが実施した国際世論調査によると、中国に対して否定的な見方をしている国は先進諸国に多いことが分かった。なかでも日本は、中国に対して否定的な見方をしている人が88%と最も多かったという。

 一方、中国では近年、対日感情が改善しており、言論NPOなどによる第16回日中共同世論調査では、日本の印象を「良い」とする中国人は45.2%に上った。日本人と中国人の互いに対する感情は逆の相関関係にあると言えるだろう。

 こうした現状のためか、中国のQ&Aサイト知乎にこのほど、「日本人の対中イメージは非常に悪いというのに、なぜ中国人は日本を褒めてばかりいるのか」と疑問を投げかけるスレッドが立てられ、中国人が議論を交わしている。

 寄せられた意見で最も多かったのが「メディアの影響」だとするコメントだ。中国では大手メディアが日中友好を強調する傾向にあると主張する一方、日本では大手メディアは中国のネガティブな情報ばかりを強調しているからだとの主張があった。

 また、「トラはネコがそばにいるとかわいいと思うが、ネコはトラをかわいいとは思わない。トラがどんどん大きくなって自分の場所を取られていったらなおさらだ」と、例えで説明する人もいたが、それだけ中国が強大になったと言いたいのだろう。

 ほかには、「大部分の中国人は日本のことは褒めてなどいない」と、スレ主の意見そのものに異議を唱える人も少なくなかった。日本を称賛している中国人はごく一部に限られると主張している。どのコメントを見ても、中国の印象が悪いのは自らに問題があると考えている中国人は皆無と言ってよく、日本が称賛されるのは日本が本当に良いところだからという意見もほとんどなかったのが少々残念なところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)