中国のポータルサイト・網易に2日、「日本の家電はどうして没落していったのか」とする記事が掲載された。

 記事は、日本がかつては多くの分野で世界をリードしていたものの、時間の経過に伴ってそれまで圧倒的な強みを持っていた分野で凋落し始め、すでに姿を消し去った分野さえあるとした。特に家電分野では1980年代、90年代と世界的に高いシェアを獲得し、中国でも20年以上に渡って「覇者」の地位を守り続けてきたものの、今や日本の家電ブランドは中国企業などに売りに出されるまでに没落したのだと伝えている。
 
 その上で、日本の家電ブランドが没落した理由を3つ挙げて分析。まず、世界市場における競争が激しくなったこととし、2000年代には韓国が技術的な強みと確かな戦略により日本との競争で優位に立つようになり、さらには中国ブランドの台頭により品質面では定評があるものの価格面で圧倒的な劣勢に立たされた日本ブランドが徐々に中国市場から駆逐されるようになったと解説した。
 
 次に、金融危機の影響により戦略を誤ったとした。日本の家電分野に衰退の色が見えてきたのはちょうど日本経済が低迷する時期と重なっており、金融危機によって大きな損を出した多くの家電ブランドが劣勢を挽回すべく打った戦略や投資に大きな誤りがあり、結果的に一層経営を圧迫する状態になってしまったのだと論じている。
 
 そして3つめとして、時代の発展についていけなかった点に言及。日々変化していく家電製品に対する世界的なニーズに対応することができなくなり、結果的に「積極的に家電分野を手放し、より利潤が高く、技術的な強みが生かせる精密部品の分野へと転身を図ることになった」のだと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)