中国は現在、米国との対立を深めているが、日本は逆に米国との関係を強化している。これは今に始まったことではないが、中国からすると「日本は米国の走狗」と見えるのだという。

 中国のQ&Aサイト知乎にはこのほど、「日本人はなぜ米国に反抗しないのか」と問いかけ、「日本人は自分たちが米国の走狗だとは思っていないのか」と題するスレッドが立ち、スレ主が意見を求めている。

 寄せられた意見のなかで最も多かった意見は「中国人の主観から見るから分からないのだ」という指摘だった。ある中国人ユーザーは、どこかの国の走狗になるのは「多くの国の宿命」で、大国である中国には理解できないことなのだと主張した。「ずっとボスで、自らの力で発展してきた中国は違うのだ」と主張している。

 また、「大国は米国と中国の2カ国しかない」と主張したユーザーは、「極端なことを言えば、他国はすべて米国か中国のどちらかの走狗だ」と主張。また逆に、日本にはかつて「アメリカは日本の番犬」と発言した政治家がいると指摘した人もいた。

 しかし「走狗」という観点から離れた別の意見もあった。米軍が駐留しているとはいえ、日本も保護という形で恩恵を受けているので、「互いにとって利益になっている」というコメントや、「戦後の教育」と「米国に好意的なメディア」の影響が大きいという指摘もあった。戦後の日本人は、日本が敗戦からここまで成長したのは「米国のおかげだ」と教えられているので、反抗の気持ちはないとした。「反抗したいと思っても、恐くてできないだろうが」とも付け加えている。

 どうも中国には国際政治を上下関係で理解しようとする人が多いようだ。中国人ネットユーザーの多くは自国の国力や影響力に自信を深めているようだが、他国を見下すコメントが多く見られたのは極めて残念なところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)