日中戦争という歴史からか、中国では今でも日本について「野心の強い国」と見て警戒している人が少なからず存在する。中国のQ&Aサイト知乎はこのほど、日本は今でも「中国を侵略する野心があるのか」と問いかけるスレッドが立てられ、多くの中国人が議論を交わしている。

 「日本の野心」というのは、中国人全般に関心の高い話題らしく、反応が大きかった。現代の日本人に中国を侵略する野心があるかどうかについて、「あるはずだ」と主張する中国人は非常に多く、現代の中国人の多くは「日本がまた攻めてくるかもしれない」と考えているようだ。

 たとえば「日本は大昔から、そして永遠に中国を侵略する意思がある」と主張した中国人ユーザーは、「今の日本は力がないので静かにしているが、中国が弱くなればすぐに侵略しようとするに違いない」と主張した。

 また、「どこの国にも野心はある」と主張した別のユーザーは、日本にも野心はあるが、今は新型コロナや東京五輪などでそれどころではなく、「米国に中国を倒してほしいと願っているに違いない」とした。そのため、本当に警戒するべきなのは米国だという。

 一方、「現代の日本に野心はない」と主張する中国人も少数ながらいて、その根拠として「日本の現代の若者は侵略はおろか、政治にすら関心がなさそうから」と答えていた。「日本の若者は選挙にすら行かない」、「日本の若者は自衛隊に入りたがらない」などを根拠に、「すでに野心を失っている」と主張する声もあった。そのほか「国力が増した中国を侵略する能力は日本にはもうない」とし、それゆえ「日本側に野心があっても無くても関係ない」という声も見られた。

 「野心などあり得ない」というのが日本人の感覚だろうが、中国人が「日本は野心を持っている」と疑うのは、中国国内における教育やメディアの報道によるところが大きいと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)