中国のポータルサイト・網易に29日、「中国を拒否して日本に発注したベトナムの高速鉄道は、果たして完成できるのだろうか」とする記事が掲載された。

 記事は、中国の高速鉄道が現在最も急速に発展しており、今や営業距離は世界最長で、世界最速の列車が走行し、最も健全なシステムを持っているとした。また、「八縦八横」の高速鉄道網計画はすでに7割が完成しており、現在およそ3万8000キロの営業距離は15年後の2035年にはおよそ倍の7万キロ前後にまで延伸される予定だと紹介した。

 そして、高速鉄道の成果は中国の製造業と労働力コストが国際市場で非常に大きな強みを持っていることの現れであるとし、中国高速鉄道は急速に海外市場を開拓しているとした。一方で、中国と国境を接する東南アジアのベトナムは、高速鉄道建設計画にあたり中国の提案を拒絶し、日本と提携を結ぶ道を選んだとしている。
 
 その上で、ベトナムが日本を選んだ背景について、新幹線に代表される日本の確かな技術に加え、入札競争の中で日本が低利息の融資提供を提示したことがあるとした一方、ベトナムは実際高速鉄道建設に必要な初期投資さえ用意することができず、日本に対して価格の引き下げや融資の返済期限を求め続けていると指摘。もともと優遇プランを出していた日本にとってこの要求を簡単に受け入れることはできず、協議が平行線をたどり続けていることで「いつまで経っても建設工事が始まる気配がないのだ」と伝えた。
 
 記事は「ベトナム人は中国よりもベトナムの技術を信頼しているようだが、実はこれは外国の中国に対する理解不足によって生じているものなのだ。中国高速鉄道の発展史や成功例についてちょっとでも考えれば、中国のオファーをあっさりと断ったりすることはありえないのである」と評するとともに、「中国から差し出されたオリーブの枝を受け取らなかったベトナムに、いつ高速鉄道が開通するのかはまさに未知数なのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)