ネット通販が普及して家にいながら何でも手に入るようになった中国では、リアル店舗の経営がどんどん厳しくなっていると言われるが、大都市にある日系のスーパーは地元のスーパーとの差別化を図り、繁盛しているようだ。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、「上海最大の日系スーパー」を紹介する動画を配信した。

 この動画を配信したのは中国人男性で、上海にある大手日系スーパーを初めて訪問する様子を紹介している。食品から日用品、キッチン家電まで、あらゆる日本のものが並ぶ店内を撮影しているが、日本語のポップも多いので日本にいるような錯覚になる。

 男性は、普段の買い物はネット通販を利用しているので、スーパー自体来ることはあまりないというが、特に、寿司、刺身、揚げ物などが並ぶ、日本的な惣菜コーナーに心惹かれたようだ。数ある中から、うなぎ弁当とアジフライを選んで購入した男性は、自宅に帰って実食し「見るからにおいしそうだが、実際おいしかった」と大満足の様子だ。そして、美食が豊富にあったスーパーがあまりに楽しかったのか「美食の宝庫を楽しみ尽くすには1度の訪問ではとても足りない」として、今後も足を運びたいと振り返っている。

 動画では中国にある日系スーパーについて「価格は高いが、良い物を売っている」と伝えている。多くの中国人も同じように感じているようで、日系スーパーは「果物がおいしいよね」、「日本のものは良いものだ」など、高く評価していた。価格は高めであるものの、輸入品であることを考えれば妥当な価格だという意見が多かった。

 また、男性が購入していたうなぎ弁当に興味を持つ人もいた。中国にもうなぎはあるが、一般的な食材ではなく、価格も高い。もし売っていても、どうやって調理したら良いか分からないという人もいるだろう。一度うなぎを食べてみたいという人や、うなぎ弁当の価格が38元(約650円)だったことから、「意外と安い」という反応もあった。日本のスーパーは弁当や総菜が非常に豊富で、日本らしさを上手に出しており、地元のスーパーとの差別化を図っていると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)