中国は電気自動車(EV)の分野で先行していると言われ、日本でも中国製EVのバスが導入される事例が増えてきている。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、日本で暮らす中国人による動画を配信し、日本で走る中国製EVバスと中国で走る中国製EVバスとの違いについて紹介した。

 京都在住と見られる中国人配信者はまず最初にあるニュースを紹介している。それは京都のあるバス会社が中国の電気自動車メーカーBYDからEVバスを導入し、温室効果ガス削減効果のための実証実験として、実際に路線に導入する計画というニュースだ。

 動画では、「同じ中国製EVバスでも日本仕様と中国仕様でどう違うのかを確認するために、実際にバスに乗ってみる」と紹介し、バス停でEVバスを待っていると、確かにバスのフロント部分に「BYD」のエンブレムをつけたバスがやってきた。そして、バスの車体側面には「このバスは電気で走行しています」というメッセージが掲げられている。確かに京都ではBYDのEVバスが実際に走っているようだ。

 EVバスに乗りこんだ後、配信者はその乗り心地について「発進がとても滑らか」と表現、ディーゼルエンジンのバスより明らかに乗り心地が良いと強調した。そして、本題である「日本仕様と中国仕様の違い」については、配信者は車内中央部に「中国のEVバス内では見たことのない機器」が設置されていると指摘し、近づいて確認してみると何と「加湿器」だったという。また違いはこれだけではなかったようだ。中国で走るEVバスの座席は一般的に「プラスチック製の硬いシート」だが、京都で走っていたEVバスはクッション性のあるやわらかい座席だったとし、同じ中国製EVバスでも日本向けにしっかりとローカライズされていることを伝えた。

 また動画では、「なぜ京都のバス会社は日本製のEVバスではなく、中国製EVバスを導入したのかと疑問を持つ人もいるかもしれない」と前置きしつつ、これは中国がEVバスという市場で先行し、高い競争力を持っているためと強調し、京都という世界的な観光都市で中国製EVバスが導入されたということは中国のEV産業にとって非常に大きな意義のあることだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)