日本に住んでいるとあまり意識しないが、外国人からすると日本は非常に秩序正しい国に映るようだ。中国メディアの網易はこのほど、日本の秩序は「徹底してルールを守り、何事も規則どおりに行う杓子定規のおかげ」と分析する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は、日本の秩序について以前にスーパーでアルバイトをしていた時の経験を紹介した。あるブランドの牛乳の棚が空っぽになったため、見た目が悪いと思いほかのブランドの牛乳を並べたところ、店長から叱られたという。この時、店長から「秩序を乱してはならない」と注意されたが、これは「ルールを尊重し、決められた通りに行う」という意味だと分かったそうだ。

 このほか、新型コロナの感染拡大で東京に緊急事態宣言が出されている時、飲食店に夜8時以降の営業自粛を要請したことに対して協力金の支給が約束されたことも、日本社会では常識の一部で、秩序正しさを示していると分析した。納税者が政府に補償を求めるのは「当然のこと」だからだとしている。中国でも、ロックダウンに際してテナントの家賃免除などの補償を発表したが、場所によって対応が分かれたようだ。

 しかも、日本に住む外国人も納税の義務があるので、外国人にも日本人同様の待遇をするのが日本政府の責務になると指摘した。中国人からすると「頭が固い」と感じるようだが、日本政府はきちんとこの責務を守り、住民基本台帳に記録されている外国人に対しても定額給付金を給付したと伝えている。中国では、コロナ禍でも定額給付金のような救済策はなかったので、日本では国民全員だけでなく外国人にも給付したことは大変な驚きだったようだ。

 最後に中国人筆者は、日本が全体的に平和なのは、国民も政府も「秩序正しく、ルールを徹底的に守る」ことにあると分析した。一見すると融通が利かないように見える日本社会だが、従うべき規則や制度を守るからこそ、社会の平和が守られていて、これが法治国家の重要な基礎となっていると結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)