最近、新しいジャンルの絵本が話題になっている。それは「刺繍絵本」だ。刺繍作家や刺繡イラストレーターが創り出した新しい絵本で、現在日本国内だけでなく、海外からも注目されている。中国メディア澎湃もこの「刺繍絵本」に注目し、収集の価値あり!と話題にしている。

 記事は、刺繍作家の堀内友紀さんの作品を紹介している。堀内友紀さんがどのように作品を作り、どのようなコンセプトで絵本に仕上げるのかを詳細に取り上げている。

 堀内友紀さんの絵本は、動物をテーマにしたものが多く、どれもやさしいタッチの作品ばかり。現在中国の刺繍愛好家の間でも作品が知られ始めていることもあり、作品は中国語でも紹介されている。また、道具がそろえば、同じような刺繍作品が作成できるキットも中国で販売されているそう。

 刺繍自体は中国でもあり、趣味とする人も多いことから、現代の日本の若手作家による、柔らかいタッチの「刺繍絵本」は中国の若い世代にも人気になっているようだ。記事は、堀内友紀さんの作品を絶賛し、「美しい刺繍と、心温まるストーリーが魅力的な刺繍絵本は見る人をひきつけてやまない」とまとめている。

 近年、日本の伝統工芸品や、美術品が中国でも人気で、中には高値で取引されているものもあるという。若手の作家によるこうした作品でもメディアで取り上げられ、コレクターからは「収集の対象」と見られる状況になっているようだ。日本の若手の作家の作品を「青田買いしよう」という中国人コレクターがいる、ということなのだろう。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)