中国は近年、さまざまな分野で急激に技術力を高めているのは周知のとおりだが、今でも完全な国産化ができておらず、日本製品に「依存」せざるを得ない部品や製品は少なくないという。中国メディアの網易はこのほど、「日本に作れて、中国には作れないものは何か」と問いかけ、そのいくつかについて紹介する記事を掲載した。

 記事が挙げた1つ目は「イメージセンサー」だ。デジタルカメラの目とも言われるイメージセンサーは、世界市場において日本メーカーがほぼ独占していると指摘した。イメージセンサーはデジカメのほか、医療機器やスマートフォンでも使用されており、中国のスマホメーカーのみならず世界の大手スマホメーカーも日本のイメージセンサーに依存していると伝えている。

 また、「セントラル空調のインバーター」も日本企業が独占しているという。家庭用のエアコンでは中国メーカーも躍進しており、中国市場では中国メーカーがシェアの大部分を占めているが、セントラル空調の基幹部品ともいえるインバーターは日本頼みだと指摘した。

 ほかにも、テレビ局などで使われるスタジオカメラや報道用カメラは日本メーカーが非常に強く、中国中央電視台(CCTV)も日本メーカーの機材を多く使用していると強調。さらに表面弾性波フィルター、コンデンサなどのスマホの主要部品も日本製ばかりだと紹介した。

 スマホをはじめ、完成品の分野で中国メーカーは世界的にも大きな存在感を放つようになってきたが、その内部には日本メーカーの部品が多く使われている。こうしてみると、中国の製造強国への道のりはまだまだ遠そうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)