効率的な運営によって低価格での運航サービスを提供する格安航空会社(LCC)は、その料金の安さから新型コロナウイルスの流行前は利用者が増加していた。中国メディアの網易はこのほど、日本のLCCを利用したという中国人の体験談を紹介する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は、新型コロナ流行前に日本の国内線のLCCを利用したという。関西国際空港から仙台までのフライトで、その時の様子を振り返っている。まず、出発地の関西国際空港ではLCC専用となる第2ターミナルを利用したそうだが、「第2ターミナルはとても小さくて、大阪という都市の規模と釣り合わない」という印象を抱いたそうだ。

 第2ターミナル内は簡素な内装のため、筆者はターミナル内の廊下が「まるで監獄のよう」に感じたという。だが、第2ターミナル内の施設は種類こそ多くはなかったが必要なものがすべて揃っており、また「超清潔」であることに「他の国との違い」を感じたと強調した。

 また、中国と違って日本には身分証がないため、国内線を利用する際にも本人確認が一切なかったと驚きを示した。中国はあらゆる場面で身分証の照会が必要になる社会であるため、中国人からすれば日本では多くの場面で本人確認が不要であることに驚くのも無理はないだろう。

 記事の中国人筆者は、日本のLCCを利用して最も印象的だったのは、ターミナル内や機内を含め「とても静かだったこと」を挙げている。中国はもともとにぎやかな国民性であるのに加え、中国を代表するLCCでは、離陸すると機内販売のセールストークが始まるので静かということがほとんどないが、日本のLCCではこのようなセールスがなかったと驚いている。

 全体的な印象として中国人筆者は、LCCではあってもそのサービスや接客のクオリティが非常に高いと感じたそうで、料金の安さもあって大変満足したようだ。コストは徹底的に削減してもサービスの質が変わらない日本のLCCは、多くの中国人に感銘を与えていたようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)