中国は2012年9月に中国初となる空母「遼寧」を就役させた。これは旧ソ連が建造中だった「ヴァリャーグ」をウクライナから買い取って建造したものだったが、2019年12月には中国にとって初となる国産空母「山東」を就役させ、中国には空母建造能力があることを内外に示した。
  
 しかし、日本は第2次世界大戦前にはすでに空母を建造していたのは周知の事実だ。日本と比べてかなり遅れてようやく空母を建造できたと中国は空母建造を誇れるのだろうか。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、中国の空母建造能力を自賛する動画を配信した。「第2次世界大戦のころと現代の空母ではまるで違うからだ」という。

 動画では、日本は第2次世界大戦のころに数多くの空母を建造したと紹介した。米国に至っては100隻以上も建造しているが、一方の中国は2021年の時点で就役した空母はわずか2隻だと指摘している。しかし、第2次世界大戦のころに建造した空母の多くが「護衛空母」で搭載機数は少なく、簡単に建造できるものだったと説明した。真の戦力となる大型空母は建造の難易度が高く、米国ですらそれほど多くは建造できなかったという。
 
 そして、現代の空母は第2次世界大戦時の空母とは比較にならないほど建造の難易度が上がっていると指摘した。ジェット戦闘機の速度はプロペラ式よりずっと速いので発着艦が難しく、巨大な空母を航行させるために求められる出力も非常に大きく、様々なレーダー設備や兵装も必要だと説明した。それで、現代の空母は高い技術力と工業の実力がないと建造できないものだと伝えている。

 この動画に対し、中国のネットユーザーから「第2次世界大戦当時の空母は今の空母とは次元が違う」、「現代の空母は超複雑だ。日本に真似させてみたらいいよ。どうせできっこないから」などのコメントが寄せられた。国産空母を建造したことで、多くの中国人が自信を持つようになったことがうかがえる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)