日本政府による台湾へのワクチンの送付が行われたことは、市民への影響も大きく、台湾に発送されすでに一週間ほど経過した今でも、台湾メディアで繰り返しこの話題が取り上げられている。音声メディア「宇宙人外信」では、日本が今回ワクチンを台湾に送ったことの背後には「恩に報いる」という古来からある美徳と関係があるのではないか、と述べた。

 その音声メディアでも、まずこの日本からのワクチンに台湾の人々が感謝の言葉を述べている、と取り上げつつ、こうした日本からの援助の背後には、かつての東北大震災の際に、台湾が日本に行った多額の義援金への恩返しの意味があるのではないか、と推測した。東北大震災発生当時、台湾からはすぐに200億円もの大金が義援金として贈られた。メディアは「すでに10年もの月日が経過しているにも関わらず、日本はこうした「恩」を忘れておらず、今回台湾にワクチンを送付するという形で報いたのではないか」と分析した。

 さらに、「こうした”恩に報いる”いう考え方や言葉自体が、すでに中華圏でもあまり聞かなくなったため、日本ではいまだにこの”恩”という考え方が残っている」と音声メディアも驚いていた。

 また、記事は「日本人の台湾へのイメージは友好的」と述べ、「もし今後日本に旅行に行くようなことがあれば、”台湾から来ました”と言ってみるといい」とアドバイスしている。メディアでは、実際に日本を旅行している時にこのように自己紹介して、店員さんなどが友好的な対応をしてくれることがたびたびあった、とコメントしている。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)