日本で暮らす中国人が口を揃えて言うことの1つに「日本のごみの分別の細かさ」がある。「日本で生活し始めたばかりのころは、何をどう分別したら良いか分からなかった」と口にする中国人は多い。

 中国では一部の都市で「ごみ分別」が始まったばかりであり、多くの都市ではまだほとんど分別されずにごみが捨てられているのが現状であり、「ごみを分別したことがない」という人は少なくない。中国メディアの快資訊はこのほど、日本は中国と比べるとごみ問題に早くから取り組んできた国だと指摘し、「日本人は数十年も前からごみ分別の苦痛と恐怖を味わってきた」のだと伝える記事を掲載した。

 記事は、日本人の清潔さに対する概念を大きく変えたのは「1964年の東京五輪」だったとし、五輪のために日本を訪れる外国人に良い印象を与えるための大規模なクリーン活動が行われたと紹介。これが日本がごみ問題や環境問題に対応するための「契機になった」と伝えた。

 その後、日本では増え続けるごみを処理するために、埋め立てから焼却処分へと変更されたが、今後は同時に発がん性のある「ダイオキシン」が社会問題化したと紹介。このため、今度はごみを減らすために3R(リサイクル、リデュース、リユース)を推進するようになったと紹介し、もともと資源の少ない日本は、ごみも資源の1つと見なして最大限リサイクルして活用するようになったという経緯があることを紹介した。

 記事は、日本は「ごみと長い間、戦ってきた歴史がある国」であり、「現在の中国人が直面しているような、ごみ分別の恐怖を日本人はずっと昔から味わってきたのだ」と主張。日本は「ごみとの戦いの歴史のなかで様々な問題に直面しながらも、1つ1つ解決してきた」ことを強調し、中国人も「ごみ分別をしなければならないことに苦痛と恐怖を感じている」としながらも、時間とともにその苦痛は消えていくはずだと期待を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)