中国は今でも不動産の建設ラッシュが続いているが、日本の建設現場は中国とずいぶん違うようだ。中国メディアの網易は6日、「日本の建設現場を見学した」という体験を紹介している。中国の現場とは全然違っていて「感動してしまった」そうだ。

 記事の中国人筆者は、日本の建設現場の特徴について、まず一目で分かる違いを「作業員が少ないこと」と伝えている。人海戦術が今なお展開されている中国の建設現場は人が非常に多く、中国の建物に多く使われているレンガを運ぶ人の姿をよく見るが、「日本では多くの作業を工場で済ませているそうだ」と紹介した。日本では建材を工場で作り、現場に運んで「積み木のように」組み立てるケースが多いと伝えている。

 また、「環境への配慮」にも感動したという。作業で出る粉じんなどを散らさないように、工事現場をシートですっぽり覆っている様子を写真で紹介し、日本のきれいな空気を守っていると称賛した。ほかにも、壁に隠れて見えなくなる水道管や電気の線もきれいに配置し、色分けして「修理しやすいように」配慮していると感心している。
  
 最後に、「安全」への意識が高いことも紹介した。筆者ら見学者に対しては、ピカピカに磨かれたヘルメットを用意し着用を求め、革靴では滑る危険があるからと、滑りにくい靴を前日のうちに人数分用意してくれたと驚いた様子だ。見学した現場は、安全対策を何重にも重ねて、絶対にけがや火災、ミスが出ないような仕組みを作っていると伝えた。
 
 見えない所も手を抜かない、というのは建設業に限らず日本人の仕事の特徴と言えるだろう。記事に対して、「日本に行ったらレンガを運ぶ資格もない」と驚く人や、「日本とドイツは匠の国だ」など、感嘆のコメントが寄せられていた。日本の建設現場には、細部にまで安全と健康を守るための工夫が行き届いていると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)