「中国人は個人の能力が高いが、集団になると力を発揮できない」、「日本人は集団でこそ大きな力を発揮する」というのはよく言われることだ。中国メディアの捜狐は1日、日本企業は「チームの力で成功を収めてきた」と主張する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は日本と中国の両国で働いた経験があり、自分が肌で感じてきた「違い」を紹介している。記事はまず、日本企業の強さは「チーム」で発揮する力にあり、「東洋の奇跡」と呼ばれた高度経済成長も、この「奥の手」を使ったおかげだと高く評価している。

 日本企業の「チームの力」はどんなところにあるのだろう。記事は、日本人はチームとして足並みを揃え、「仕事が細かく、何をするにも徹底しているので、烏合の衆とはならず、個人で仕事をするより大きな結果を得ることができる」と伝えている。

 どのくらい徹底しているかというと、中国語の「十年磨一剣」を実践しているほどだと紹介した。これは、十年かけて何かを成し遂げるという意味だ。中国では1つの専門分野を突き詰める人を、あまり評価しない傾向があり、仕事の進め方も個人主義的なところが大いにあるが、日本の場合はチームのなかに役割があって、それぞれが専門の役割のもとで自分の職責を果たすと強調した。

 ほかにも、日本企業の考え方は「中国の思想家の影響を受けている」とも指摘している。本当の知は実践を伴わなければならない、という意味の「知行合一」という言葉が好きな経営者もいると伝えた。また、今ではすっかり失われたものの、かつて企業の「三種の神器」と呼ばれた、終身雇用、年功序列、企業内組合も、「チーム」としての日本企業の強さに貢献したと評価している。

 日本企業の特徴も、高度経済成長期とは変わってきているが、「チームになると力を発揮する」のは今も同じだと言えるだろう。日本企業は、この良さを生かしつつ、時代に合わせながらますます成長していくことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)