中国のポータルサイト・百度に1日、「日本人よ、もう謝るのはやめよ」とする記事が掲載された。

 記事は、ある物事に専念して妥協を許すことなくその道を極めていく「匠の精神」がいつしか中国を含む多くの国から広く認知されるようになり、日本製の冷蔵庫やテレビ、さらには、便座までもが確かな品質の象徴的存在になったと紹介する一方で、「近年ますます多くの事実によって、かつて世界に名を馳せた匠の精神はすでに色あせ、「謝罪の匠」へと変質し、問題が発生するたびに謝罪会見を開いて頭を下げ、誠意があるように装うようになった」と伝えた。
 
 そして、日本の「匠」が「謝罪の匠」となった最近の典型的な事例として、英国で先日、日立製の鉄道車両およを180両に亀裂が見つかり、運行停止の上で修理しなければならなくなった問題に言及。このトラブルにより現地の鉄道会社に莫大な損失を生じさせただけでなく、市民の生活にも大きな影響を与えたと伝えるとともに、日本側が「ミスを認めた後、謝罪会見を開いて頭を下げ、最後まで責任を取る姿勢を示した」とした。

 その上で、問題発生後に誤りを認め、謝罪して「全力を尽くす」と発言することが日本的な「標準化された処理プロセス」として形骸化しつつあることを指摘し「これに一体なんの意味があるのか」と疑問を提起。毎日何千何万という市民が利用する交通ツールが生産から6〜7年で大規模な亀裂が発生したこと自体によって「日本が誇ってきた匠の精神が今や上辺だけの話となったことが十分に見て取れる」と論じている。
 
 記事は、自らの過ちを認める謝罪というのは最も基本的な要求に過ぎないと主張。日本では多くの企業で品質問題が続発し、その都度謝罪を繰り返す状況に「謝罪に誠意が伴っているのか疑わざるを得ず、反省を示すはずの謝罪が、公衆や世論に対するパフォーマンスに成り下がっている」とした。
 
 そして最後に、日本製品は一時期確かに品質面で十分な説得力を持っていたものの「それは、いつまでも過去の成績にあぐらをかいたままで生きていけることを意味するものではない」と指摘し、真摯に反省をしなければ、今後日本製品は国際市場においてますます競争力を落としていくことになると忠告した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)