「中国製造2025」を掲げ、製造強国を目指している中国だが、ものづくりを支える「工作機械」の分野では、今なお日本に大きく差を付けられているという。中国メディアの百家号は1日、「日本と中国の工作機械を比較する」記事を掲載した。

 記事はまず、世界の製造大国としての地位を確立した中国でも、日本の製造業のレベルにはまだまだ到達していないと紹介している。ボーイング787の主翼部分は、中国人には到底真似のできない角度で作られていて、機体も翼も精度の高い日本の工作機械に頼っていることからも、日本の製造業のレベルが良く分かると伝えている。

 では、日本と中国の製造業にはどのくらいの差があるのだろうか。記事は工作機械を国内生産できるようになった中国でも、「ハイエンド工作機械の9割は輸入していて、輸入先は主に日本だ」と伝えている。中国で生産されている工作機械は、今でもローエンドとミドルレンジがほとんどだ。

 また、中国で作られている工作機械も、「輸入に頼っている部品がある」ので、完全な国産化とは言えないようだ。海外から輸入した部品を、国内で組み立てているだけになっていると指摘した。

 記事は、中国の製造業について「基幹部品の研究開発では、さらに何十年も研究しなければ追いつけない」と分析している。現時点では、中国の製造強国への道のりはまだ遠そうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)