中国のポータルサイト・百度に4日、「かつての日本がどれだけ中国文化ファンだったかは、ここを見ればわかる」とする記事が掲載された。

 記事は、日本で最も悠久の歴史を持つ都市が京都であり、東京が首都となる前は日本の首都であったと紹介。中華文明の影響を最も深く受けた都市であり、現代の日本人は行政上の首都を東京と認識する一方で、文化の源は京都であると考えていると伝えた。

 そして、かつて平安京と呼ばれた京都は西暦794年に桓武天皇によって建都され、当時積極的に派遣されていた遣唐使が唐の文化や制度を日本に持ち帰り、これらを積極的に取り入れていったと説明。洛陽や長安を模した景観に、独自に生まれ発展していった文化が相まって、今や京都は「生きたオリエンタル博物館」になっているとした。

 その上で、中国人観光客は京都において、外国旅行でしばしば苛まれがちの「よそ者感」を覚えることがないと指摘。建築物に古代中国の名残が感じられる点に加えて、看板などに大量の漢字が用いられていることがその理由であるとし「現地の観光関係者も、中国人がここに唐の魂を探し求めにやって来ることを十分に心得ているようで、多くのインフラに漢字の説明を付してくれているのだ」と紹介している。

 記事は、日本がこれまで発展してきた中で世界の先進的な文化を絶えず進取してきた一方で、自らの精神の源を忘れ去ることも決してなく、伝統文化に対しても全力で保護を行ってきたのだとし、既存のものと新しいものの両方を大切にしてきたからこそ、今の京都、そして日本が存在するのだとの見方を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)