中国のポータルサイト・騰訊に3日、「中国企業が今経験しているのは、日本企業がかつて辿ってきた道だ」とする記事が掲載された。

 記事は、日本が終戦直後の荒廃した状況から、米国の支援により大々的な工業発展を遂げて大量の廉価な工業製品を作る「世界の工場」となり、やがてレベルの高い技術を身につけて米国市場に進出すると、米国から制裁を食らい、程なく経済成長が鈍化して「失われた30年」に突入したと伝えた。

 そして、中国も1970年代の混乱状態から改革開放により工業が大いに発展して「世界の工場」となり、近年ではハイテクを身に着けて世界市場を席巻し始めたことにより米国から脅威として捉えられ、現在米国から制裁や圧力を受けるに至っていると紹介。現在の中国は80年代の日本と似ている状況であり、貿易黒字の増加、通貨切り上げの圧力、不動産価格の高騰、そしてファーウェイなどの中国企業が米国から圧力を受けているといった要素を挙げた。

 一方で、当時の日本と現在の中国とでは全く異なる部分もあると指摘。かつての日本はすでに都市化、工業化の発展がほぼ完了している状態だったのに対し、中国は今なお発展の途上にあり、成長の潜在力を大いに残しているとした。
 
 さらに、中国は広大な土地を持っており、各地域がそれぞれ異なる地理的環境や人材レベルを持っているため、国内で十分にフレキシブルな分業体系を構築することができ、生産効率をさらに高め、新たな利益を創造することができると伝えている。そして最後に「中国は80年代の日本よりも強みとなる特徴を持っているのだ」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)