中国を代表する高級車と言えば、第一汽車が製造する「紅旗」の名前が挙がることだろう。近年、愛国主義の高まりとともに中国国内での販売が好調で、2019年には10万台の目標を達成し、2020年には20万台に達した。

 「紅旗H9」が日本市場にも進出するという報道は中国のみならず、日本でも大きな注目を集めたが、中国メディアの快資訊はこのほど、「紅旗」が日本市場で成功する可能性について分析する記事を掲載した。

 記事によると、「紅旗」はすでにドバイやカンボジア、アラブ首長国連邦などへ輸出されているが、日本での成功は現実的には「難しいかもしれない」との見方を示しつつも、実際には「大きな意義のあること」だとしている。

 日本市場での成功が難しいと思われる理由は「日本では小型車の人気が高い」ことにあるという。販売台数ランキングを見ても上位は小型車ばかりだと指摘した。レクサスだけで年間約22万台が販売されるほど高級車人気が高く、高級車市場も大きな中国とは異なると指摘し、中国では高級車に求めるものが大排気量と豪華さであるのに対し、日本ではハイブリッドエンジンと細かな配慮という点も違うとしている。

 気になる価格については、日本ではグレードに応じておよそ610万円から1100万円の間になると紹介した。これは、同クラスの他のメーカーの高級車と比べるとやや安いものの、中国国内での価格と比べると160万円以上高い設定なので、「これならメンツを保てる」と満足そうに伝えた。

 最後に、「紅旗」の日本市場進出は成功するためというよりも「自動車強国である日本に進出した」という宣伝的な意味合いが強いと記事は分析している。しかし、日本に住む中国人が自国ブランドの車が日本で走っているのを見たら、誇りに思うことは間違いなく、その意味で紅旗の今回の1歩は大きな意義があると結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)