日本では2020年3月に第5世代移動通信システム、いわゆる「5G」のサービスが始まったばかりだが、すでに次の「6G」の研究開発が始まっている。中国メディアの百家号はこのほど、日本が6Gで中国を超える可能性について考察する記事を掲載した。

 記事はまず、日本は科学技術強国ではあるものの、5Gの分野では大きく後れを取ったと指摘した。そのため、日本は5Gで主導権を握ることは早々にあきらめ、6Gに注力することとし、日本政府は6Gの研究開発に500億円を投じることをすでに決めていると伝えた。それで、現時点で日本は6G分野で先頭グループにいると言えるという。

 また、日本は6Gの研究開発に米国と共に45億ドル(約4900億円)を投じる方針だが、これは明らかに通信分野における中国の優位性を打破する目的があると主張した。5Gでは中国が主導的な地位を築いているためだという。

 では、日本は6Gの分野で成功できるのだろうか。記事は北京大学の5G専門家による「5Gを飛び越えて6Gを発展させることは基本的にできない」との見方を紹介した。5Gの基礎の上に6Gを開発するものだからであり、中国は5Gで多くの特許を持っているのに対し、日本は非常に少ないので、米国と協力して6Gを発展させていく方針のようだと説明している。

 しかし、記事によると基地局の分野で米国企業は弱く、通信インフラで米国は「三流」レベルに過ぎないという。米国は光ファイバーの普及率が低いので5Gの基地局建設もなかなか進まないと説明し、人口密度も中国より低く貧富の差が大きいので5Gの普及を妨げていると指摘した。それで、やはり5Gがあまり普及していない米国が、6Gの開発において日本のためにできる援助には限りがあると論じた。

 このほか、日本は製造業の空洞化が進んでおり、6Gの開発を進めたいと思ってもうまくはいかないだろうと結論した。5Gで成功した中国は、6Gの分野でも自分たちが成功するとの自信があるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)