中国では今も児童誘拐が後を絶たないと言われているが、中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、日本で暮らす中国人による動画を配信し、日本で児童誘拐がほとんど起きない理由について説明した。

 この中国人配信者は最初に「日本は世界で児童誘拐が最も少ない国の1つだろう」と紹介した。中国では今も人身売買目的の児童誘拐が頻発しているが、日本ではまず起きない事件だと言えるだろう。

 では、なぜ日本では児童誘拐事件が少ないのだろうか。中国人のなかには「日本人の保護者はいつも子どもから目を離さず、学校や塾も送り迎えしていて、子どもが1人で外出することがないためではないか」と推測する人もいるかもしれないが、動画では「現実はこういった推測とは異なる」と指摘。日本の児童たちは保護者の付き添いなしで登下校しており、また、日本人の親はまだ幼少の子どもに「1人でお使いに行かせることもある」と日本の状況を説明した。

 それでも日本で児童誘拐事件が少ないのは、日本では誘拐罪に対して重い刑罰が定められているからだと指摘し、これに加えてもし児童が行方不明になった場合、日本では直ちに警察が捜査さを開始すると紹介し、こうした環境が児童誘拐を防止する抑止力になっていると主張した。

 中国では身体の不自由な児童が街で物乞いをしている光景を見かけることがあり、多くの中国人ネットユーザーはこうした児童たちは「誘拐され、金稼ぎの道具として物乞いをさせられている」と考えているようだが、中国では物乞いをする児童を見かけても、市民が当局に通報するということはないようだ。一方、日本人はこうした状況を「見ぬふりをすることはない」と紹介し、それゆえ人身売買目的の児童誘拐は「犯罪として成り立たない」のだと論じた。

 また、中国では後継ぎがいない人に販売する目的で児童が誘拐されるケースも多いようだが、日本と中国で異なるのは「日本では誘拐者に対してだけでなく、不法な手段で子どもを養子とした人にも重い刑罰が定められている」ことだとし、日本には誘拐された児童の買い手がいないという点も日本で児童誘拐事件が少ない要因の1つだとしている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)