中国の子どもたちの学力は非常に高く、学習到達度調査(PISA)で世界一になったこともあるが、教育自体は詰め込み教育による受験対策になってしまっているのが現状だ。その点、日本の教育はバランスが取れているようだ。中国メディアの網易は23日、「日本の教育はアジア随一」と称賛する記事を掲載した。小中学校の教育で、中国よりも優れている点を4つ紹介している。

 1つ目は「教育費」で、国家予算に占める教育費の割合が高いことだと強調し、教育無償化が進む日本に対し、「今の中国は60年前の日本の半分の割合しかない」と伝えている。

 2つ目は「教育の機会が均等」であることだ。これが中国の教育との最大の相違点だろう。記事は、日本では公立ならどの学校に通っても一定の水準の教育を受けられると紹介している。中国の教育制度はピラミッド型になっていて、エリートを育てる「重点学校」には巨額が投じられ、実力のある教師陣と最先端の設備が準備されている。この点で日本は、「全生徒の足並みを揃えること」と、「心身の成長」に重点を置いていると記事は指摘し、中国とは全く違う教育方針であることを伝えた。

 3つ目は「体育の授業」を大切にしていることで、何かと体育の授業が取り消しになり他の科目に切り替わる中国とは全く違うと伝えている。日本の学校では、体育は身体の健全な育成だけでなく、「人格形成」の機会ともなっている。4つ目は「自律性」を重んじ、「放牧式教育」を採用していることだ。なんでも大人が手出ししてしまう中国とは対照的に、ランドセルを背負って自分の足で登下校するなど、自分で自分のことができるように自律性を促していると感心している。

 記事は結論として、「日本の学校に通えるのは幸せなこと」だと称賛した。家を買って引っ越さなくても、全国どこの学校に入っても、良い教育を受けることができるからだ。日本の教育には、学力のみならず心身ともに健やかな成長を促す良さがあると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)