2020年11月に日本の民間非営利団体の言論NPOと中国国際出版集団が発表した世論調査によると、「日本に良い印象を持っている」と回答した中国人が45.2%だったのに対して、中国に良い印象を持つとした日本人はわずか10.0%だった。

 この調査結果は、中国メディアによっても報道されたが、中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、中国人ネットユーザーによる動画を配信し、日本に対して好印象を持つ中国人が増加する一方で、中国に対して好印象を持つ日本人が減少している理由について考察した。

 この中国人配信者は最初に、日本に対して好印象を持つ中国人が増加しているのは、日本が「親日派の拡大」を意図した戦略を駆使し、この戦略を実行するために多額の費用をかけているからだと説明している。確かに、日本は政府のみならず、各自治体もインバウンドの拡大を目的に積極的に施策を展開してきたが、動画の配信者はこれを「親日派の拡大」のためだと主張している。

 さらに動画では、戦略には中国の有名インフルエンサーを含む中国の文化人を日本に招待するという施策も含まれていたとし、「親日派の拡大」のために多額の予算が計上されてきたと紹介した。これらインフルエンサーたちは帰国後に自身のSNSを通して日本文化の素晴らしさをファンたちに伝えたとし、これが日本に対して好印象を持つ中国人が増加している理由の1つだと論じている。

 逆に、中国に対して好印象を持つ日本人が減少しているのは、日本の各メディアが何かにつけて中国のことを悪く言っているためだと指摘し、日本人はいわば日本のメディアによって中国に悪い印象を持つように洗脳されていると主張した。

 また、現在の中国は急速な経済成長を遂げただけでなく、科学技術のいくつかの分野では日本を上回るようになっており、これは中国を見下げていた日本人にとっては「面白くない」状況であるとし、こうした要素も中国に対して好印象を持つ日本人が減少している理由の1つだと説明した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)