出入国在留管理庁によると、2020年末の時点の在留外国人は288万7116人で、このうち中国人が77万8112人と27%を占めた。新型コロナの影響で前年より減少したが、それでも多くの中国人が日本で暮らしている。中国メディアの捜狐はこのほど、「なぜ多くの中国人が日本に定住するのか」と問いかけ、この理由について分析する記事を掲載した。理由はそれほど複雑ではないとしている。

 記事によると、日本に定住する理由について中国人に質問すると「日本に行ってみれば分かる」との答えがよく返ってくるという。少し漠然とした答えだが、記事は「この答えは真実を突いている」とした。実際、日本で暮らすことを決めるのに「十分な理由付け」や「思想の格闘」をする必要などないそうだ。具体的な理由があったとしても、人によって異なるので参考にはならないと記事は指摘した。

 とはいえ、日本に住むことの利点は非常に多いと言えるようだ。これには、空気や道路がきれいで生活環境が良いこと、医療システムが整備されていること、食品が安全でおいしいこと、治安が良くて生活コストもそれほど高くないこと、中国との時差が1時間だけで便利なことなどがあるという。

 しかし、これらは1つの「基本的かつ重要な理由」の上に成り立つと記事は分析した。それは、「日本が好き」という感情だそうだ。「あまりに単純で面白みのない理由だが、これが現実だ」と指摘し、やはり実際に日本に行ってみると多くの人が日本を好きになり、好感を持つようになると説明した。

 いくら日本が好きとはいえ、祖国ではなく日本での定住を望む人が多いというのは、それだけ中国の生活が大変だということなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)