国内総生産が右肩上がりを続けている韓国はすでに先進国に数えられるようになった。2020年は22年ぶりのマイナス成長となったとはいえ、コロナ禍でも善戦したことでマイナス幅は小幅にとどまった。中国メディアの網易は6日、この30年で「韓国が日本との差を急激に縮めている」と紹介する記事を掲載した。

 韓国はどれだけ急速に発展してきたのだろうか。記事は、この30年間で一人当たりのGDPがどれだけ増加したかを知れば明らかだとした。1990年には6700ドル台と、1万ドルにも満たなかった韓国だが、2020年には3万ドルを超えている。日本の増加が約2万5000ドルから約4万3000ドルと緩やかだったことに比べると、韓国の発展の勢いは顕著と言えるだろう。

 この理由について記事は、日本が一定の水準に達してから経済発展の速度を落としたため、韓国の急激な発展が際立ったと分析した。バブル崩壊により、日本経済がその後の30年間、ほとんど「立ち止まっていた」ことも要因の1つとして挙げられると説明している。

 しかし、さらに重要な理由として「韓国には世界に通用する実力ある企業が多いこと」を指摘した。半導体や電子機器、自動車、造船、鉄鋼などで世界上位に入る企業が複数あり、「発展の速度もレベルも尊敬に値する」と手放しで称賛している。

 世界第2位の経済大国ながら、発展途上国を自称する中国としては、韓国の発展が気になるようだ。記事に対して、記事の中国人筆者と同じように韓国の発展に感銘を受けている中国人ユーザーもみられたが、多くのユーザーが「日韓の差はいまだに大きい」との見方を示していた。また、あるユーザーは「言葉を変えれば、韓国がこの30年近くこれだけ急速に発展しても、いまだに20年前の日本の水準にすら達していないということだ」と指摘していた。韓国の経済発展は、一部の中国人に感銘を与えているようだが、日本と韓国の差はまだ歴然としているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)