日本には外国人をうならせる美食がたくさんあるが、シンプルな「白米」も非常においしいものだ。越境ECが広まった中国では海外の物品が気軽に買えるようになり、日本の米もネット上で高額で取引されているという。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、中国ではぜいたく品となっている日本の米が、日本のスーパーではとても安く販売されていると紹介する動画を配信した。

 配信者は日本在住の中国人女性で、「中国ではネット上で日本のコメが高値で取引されている」と紹介した。魚沼産のコシヒカリが、2キロ225元(約3800円)で販売されていたそうだ。経済的に豊かになった中国では、高くてもおいしいものを食べたいと思えるゆとりが出てきたのだろう。また、コロナ禍で日本旅行が叶わないためでもあるのかもしれない。

 それほど高額でも売れるということは、日本の米はそんなにおいしいのだろうか。女性は「日本の米がおいしいというのは本当だ」と紹介している。中国の南方出身で主食が米だったというこの女性も、小麦粉で作った「マントウ」を食べて育ったという山東省出身の中国人も、毎日おいしい日本の米に舌鼓を打っているそうだ。また、「冷めてもおいしい」のも日本の米の特徴だと伝えた。

 しかし、日本のスーパーに並ぶ米は中国のECサイトで見るほど高くないと指摘した。一般的な米の値段は、5キロで1500円から2000円程度で、魚沼産のコシヒカリも2キロ1000円程度で売っていると紹介した。中国のスーパーで販売されている中国米より高いとはいえ、物価の違いとおいしさを考えれば十分適正な価格だろう。

 この動画に対して、日本のおいしい米を毎日食べられる配信者をうらやむ人や、中国でもそれなりにおいしい米を買おうとすると同じくらいの価格になるというコメントが多く寄せられた。中国では価格に幅があり、値段とおいしさ・安全性は比例しているのが現状だ。

 また、日本の米の価格は高いと感じた人も少なくないが、「日本の食べ物は安心して食べられる。高いのも当然」との意見があった。食の安全には多くの中国人が関心を寄せているが、「お腹いっぱいになれば満足だ。安全かどうかなんて気にする暇もない」というあきらめのコメントもあった。おいしくて安全な米を食べられる日本人は幸せだと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)