日本では市街地を流れる小さな川でも鯉が泳いでいることがある。これは中国人には非常に驚くことであり、多くの人が「日本人は鯉を捕って食べないのか」と疑問に思うようだ。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、この疑問に答える動画を配信した。

 動画の配信者は日本在住の中国人で、小さくて浅い川に多くの鯉がいる様子を撮影。そこには、鯉を捕って食べるどころか、地元の人と思われる高齢者が鯉にエサやりをしている様子が映っている。配信者は、「たまたま通りかかって撮影したが、このようなエサやりの光景はどこでも普通に見られる」と紹介した。

 続けて、この川では「明確に鯉を捕ることが禁止されているわけではない」としつつも、勝手に捕って持ち帰ろうとするところを誰かが発見したら、「きっと警察に通報されるだろう」と述べている。だから捕る人はいないと言いたいようだ。また、川によっては観賞魚なので捕ることを明確に禁止しているところもあると指摘。この場合、中国でも公園の観賞魚の場合は捕って食べないのと同じで、やはり日本でも捕る人はいないのだと説明し、誰も捕らないのでどんどん増えていると伝えた。

 日本の河川に鯉がいる理由について動画では、過去に工業化で河川が汚染されたが、後に環境改善に乗り出し、川をきれいにするよう努力したと紹介。その覚悟を示すためにも川に鯉を放流するようになったとしている。また、鯉が生息することで浄化作用もあり、水質の程度を測る目安にもなっていると伝えた。

 この動画に対し、中国のネットユーザーから「なんて素晴らしいんだ。世界一の環境だ」、「豊かで、自分を律し、発展している。想像もできないことだ」など、鯉が生息している環境を称賛するコメントが寄せられた。しかし、日本人が鯉を捕って食べない理由をまだ理解できない人もいるようで、「次はなぜ鯉を捕って食べないのかと日本人にインタビューしてみてもらいたい」というユーザーもいた。中国の感覚からすると、川に生息している鯉を捕って食べないことはやはり理解に苦しむようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)