4月4日は二十四節気の「清明」だった。中国では草木が活気を見せ始める清明に墓参りを行う風習があり、毎年清明節の連休には各地の墓地に多くの参拝者がやってくる。中国のポータルサイト・網易に4日、「どうして日本の都市部には墓地がこんなに多いのか」とする記事が掲載された。

 記事は、中国人が清明節に墓を掃除してご先祖に祈りを捧げる伝統を持っており、現在では自動車を走らせて郊外にある墓地に赴くのが一般的になっていると紹介。墓地は住宅地や都心部になく、あくまで郊外の目立たない場所にあるものであることを伝えた。

 その上で、グーグルマップを使って東京の都市部を俯瞰してみると、住宅密集地に大小の墓地が存在することが分かると指摘。「窓から墓地が見える家で生活していて、不気味ではないのか」と疑問を呈した。

 そして、東京の都市部に数多くの墓地が存在する理由について「都市の真ん中に墓を建てたのではなく、墓地の周りで都市開発が行われた結果なのだ」と説明。都市人口の増加に伴って住宅地を拡張する必要が生じ、もともと閑静だったお寺やお墓の周りの土地も利用せざるを得なくなったのだとしている。

 また、日本は土地の私有が認められているため、中国のように道路や住宅を作る際に強制的に立ち退きさせることもままならないため、現在でも住宅地と墓地が並存するような、中国人にとっては実に奇妙な状態になっているのだと伝えた。

 記事はこのほか、日本の仏教では「人は死ぬと仏になる」と考えられているため、住居の近くに墓地があることについても、中国人ほどネガティブなイメージを持たないのだと紹介している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)