2019年4月1日、新元号として「令和」が発表された。発表前には、新元号に何が選ばれるかという話題で日本中が盛り上がっており、この発表は日本人にとって歴史的な瞬間になったと言えるだろう。この元号はもともとは中国発祥の文化だ。中国メディアの快資訊はこのほど、「日本は唐の時代に学んだことを今も捨てずに実行し続けている」と伝える記事を掲載した。

 「元号」という習慣は、いつ中国から日本に入ってきたのだろうか。日本初の元号は今から1300年以上前の「大化」とされており、令和は「248番目」の元号となった。一方、元号の発祥地である中国では、漢の武帝が、即位の翌年(紀元前140年)を「建元」元年としたのが元号の最初であると言われている。しかし現在の中国には王朝はないため、元号も使用されていない。

 それで記事は、日本は中国から多くのものを学び、良い習慣は大切に受け継いできたと指摘。「しかも今後も廃止するつもりはなさそうだ」と文化の継承に優れていることを称賛している。日本でも元号廃止論はあるものの、運転免許証などの表記を西暦表記にすることで不便も解消され、残さない理由もなくなっていると言えるだろう。

 これに対して、元号の発祥地である中国はずいぶん前に廃止されている。中国最後の元号・宣統は清の消滅とともに終わり、現在は基本的に西暦が使われている。このように、中国発祥の文化や習慣が日本など海外で残されているケースは非常に多い。

 記事の中国人筆者は「良い習慣を伝承する日本」を称賛しつつ、「中国文化が自国では残らず、外国が引き継いでいる」ことに疑問を呈し、「我々も自分の文化を復興させよう」と呼び掛けている。しかし一度消えてしまった文化を復活させるのは難しく、新しいもの好きな中国人はまず古き良きものを大切にするという考え方から改める必要がありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)