以前に比べれば、中国でも日本の情報を容易に取得できるようになった。だが、中国国内で見たり、聞いたりしていた「日本のイメージ」と実際の日本には少し違いがあるようだ。中国メディアの百家号は29日、実際に日本を訪れて分かる日本の実像について紹介する記事を掲載した。日本に来てみて意外に感じたことが3つあったという。

 記事が挙げた「意外に感じたこと」の1つ目は「日本人の礼儀作法」だという。記事の中国人筆者は「日本人が礼儀正しい」というのは知っていたが、日本に来てみて想像以上だったと紹介している。交番でもレストランでも、あまりに大切に扱われるので「逆に居心地が悪く」、「お客様は神様とはこういうことか」と初めて感じたそうだ。むしろ対等に扱われたほうが良いと感想を伝えている。

 2つ目は、中国人が美徳とする「尊老愛幼」の考えがないこと。読んで字のごとく、高齢者を敬い子どもを愛するという意味で、よくバスや電車では席を譲るように勧められている。中国人筆者は日本の高齢者が70歳でも80歳でも働いていることや、乗り物で高齢者に席を譲る習慣がないのを見て、最初はひどい扱いを受けていると感じたようだ。しかし今では「日本の高齢者には、年寄りは迷惑をかけて当然という考えがない」とむしろ感心していると伝えている。

 3つ目は「女性の立場が意外と低くない」こと。中国では、日本の女性は結婚したら家に入り、家の仕事だけをさせられる地位の低い立場にあると思い込んでいる人が少なくない。しかし日本に来てみると、出産後子育てに専念する女性もいるが「子育ては次の時代を担う人を育てるという大切な仕事」という考えから、尊厳を持って子育てしていると称賛。外で働く男性のほうが偉いということはなく、日本の夫婦の立場が対等なのは意外な発見だったと紹介している。

 記事の中国人筆者は、想像していた「日本」と現実の日本はちょっと違っていたと伝えているが、決して悪い意味ではないようだ。中国では日本について同様の間違ったイメージを持っている人は多いことだろう。やはり実際に体験してみなければ、この違いは分からないのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)