中国メディアの百度が26日付の記事で「今中国人が日本語を学ぶ価値はあるのか」と題する記事を掲載した。記事は、結論としてメリットはかなりあると述べている。どのような理由から、学ぶ価値があると述べているのだろうか。

 まず一つ目のメリットは、中国人にとって日本語の学習は比較的簡単、という点。日本と中国とは歴史的にも関係が深く、同じ漢字文化圏でもある。日本語には中国語の様々な要素が多くある。しかも、発音については上海語などの地方語とも似ている部分があることから、学びやすい言語だ。また、アニメやフィギアなど、日本の文化が好きで関心がある若者にとってはなお一層学びやすいだろう。

 さらに、もう一つのメリットは「日本を通して中国の文化を垣間見ることができる」という点。日本と中国とは文化的に似たところもあるが、異なる点もある。例えば、礼儀や敬語に関する考え方。日本語を学ぶことで、自国の文化を客観的に見つめなおすことができることは大きなメリットだ。一方、ある部分については中国のほうが保守的、日本のほうが開放的なところがあるなど、両国の文化の違いを比較してみることもできる。記事は「日本語を勉強することで自分たちの改善点を振り返る機会になる」と述べている。

 最後のメリットは「仕事の機会が増える」という点。経済大国であり、中国にとっては最大の貿易相手国である日本。様々な変化はあるとはいえ、両国の関係はそうそう変わるものではない。引き続き、日本語ができることで、仕事の可能性が広がると考えられる。

 記事は、「日本語学習者は英語などと比べれば、学習者も教師も少数で学習リソースも限られている。しかし、以上のメリットを考えると学ぶ価値はある」と断言している。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)