中国には「大きいものは良い」という概念がある。政府の建物は大きく荘厳に建てて、敷地も広く取るものだ。逆に「小日本」という言葉に侮蔑の意味が含まれるように、小さいものには否定的な意味合いがある。そんな中国人にとって、他国が国名に「大」の字を付けるのは気に入らないようだ。中国メディアの網易は23日、なぜ韓国は国名に「大」が付くのかと問いかける記事を掲載した。「中国も米国も付けていないのに」と不満げだ。

 記事はまず、普通は国名に「大」の字は付けないものだと主張。中国、米国、ロシア、カナダなど国土面積の大きな国が国名に「大」の字を付けていないのに、「大韓民国」と国名に「大」を付けている韓国に不満なのだという。そもそも、大国とはどんな国のことを言うのだろうか。

 記事の中国人筆者は持論として、大国とは国土面積の広さだけでなく、人口、経済、政治、歴史、文化などを総合的に判断するもので、国土面積の大きな「カナダでさえ大国とは言えない」と主張。総合的な国力で言えば、「米国を筆頭にロシア、日本、中国」の4カ国が上位にいるが、どこも「大」の字は使っていないと指摘した。日本は昔、大日本帝国を名乗っていたが、自ら「大」の字を外したと評価しているが、これは身の程をわきまえていると言いたいようだ。

 さらに記事は韓国について、経済、人口、軍事面ではそれなりに強いが大国と言えるほどではないと指摘、「本物の大国は自分で言うものではない」と主張。中国や米国のように、実力があれば自己申告しなくても自然に認められるようになる、と韓国を批判しつつ自画自賛も忘れずに付け加えて締めくくった。

 ただ、韓国の国名の「大」の字に関しては、漢字表記で用いられているだけで、英語では「大」の意味は含まれていない。誰よりも「大」の字にこだわり大国として認められたい中国が気にしているだけなのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)