中国のポータルサイト・百度に22日、遼寧省のある都市におよそ80年間こっそりと存在し続けた日本の神社建築があるとする記事を掲載した。

 記事は、日本が中国を侵略していた期間、占領した地域に必ず神社を建造し、日本の傀儡政権だった満州国による統治が行われた10年余りで、中国東北部に300カ所近い神社が設立されたとのデータがあると紹介。1945年の終戦によりその多くは取り壊される運命にあったが、現在もなおその姿が残っていて、しかもこの数年で現存していたことが明らかになるケースさえあると伝えた。

 その上で、遼寧省阜新市にも2013年に発見された「日本の神社建築」があると説明。時代の変遷によって付近には様々な建築物が雑然と立ち並ぶようになったため今やその全貌を見ることはできないものの、露出している上半分の構造を見ると基本的に木造建築という日本の神社独特の造りを見て取ることができるとした。

 そして、この「歴史に埋もれた神社」が満州国時代の1937年に日本の「阜新仏教団」によって建立され、現地の攻略のために命を落とした日本人が祀られていたと紹介。当時の記録の写真と現在の様子を見比べると、主建築の構造に大きな変化は見られないことが分かると伝えている。

 記事は、この建築物が高い歴史的価値を持っていることから、過去に現地で起きたことを忘れないための警告として、今後も大切に保護していくべきだとの声が多くの人から出ていると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(写真は伊豆市の日枝神社。記事にある神社ではありません。イメージ写真提供:123RF)