中国のポータルサイト・百度に20日、「韓国が新たに登録に成功した文化遺産に、今度は日本人が黙っていなかった」とする記事が掲載された。

 記事は、韓国がこれまで中国の伝統文化の数々を世界遺産に申請してきたと紹介。中国発祥の儒学について「韓国新儒学書院」を世界文化遺産入りさせたほか、中国の伝統医術書籍がベースとなっている韓国の医学書「東医宝鑑」を世界の記憶遺産リストに登録させたとした。

 さらに、中国北部の冬の必需品である暖房技術の「炕」(カン)も韓国によって世界文化遺産申請され、伝統工芸の「中国結び」も「韓国結び」として、端午節も「端午祭」として世界遺産申請が行われたと伝えている。

 その上で、韓国が「燃灯会」を新たにユネスコの人類無形文化遺産に登録させたと紹介。これに対して中国人ではなく今度は「日本人が黙っていなかった」とし、日本には「燃灯会」と同じような祭りである「ねぶた祭り」があり、しかも日本の方がはるかに長い歴史を持つと説明、日本国内からは「韓国にパクられた」との批判が飛び出し、韓国側からは「日本の仏教は韓国から伝わったものであり、日本がわれわれをパクった」と反論する事態になったと説明した。

 また、「燃灯会」にしても「ねぶた祭り」にしてもその起源は中国の「廟会」にあり、この問題で中国が立ち上がれば「発言権」は中国のものになるはずだとして、中国の助けを求める声も日本人からは聞かれたとした。そして「現在、祖先が残してきた文化遺産の多くが消失している。もしわれわれがこれからも伝統文化遺産を重んじなければ、他人に奪われてしまうものが増える可能性が高い」との考えを示し、伝統文化保護の重要性を訴えて文章を締めくくった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)