防衛力強化に向け、海上自衛隊では新たな護衛艦や潜水艦が配備されている。同じく海軍力を強化している中国としては、海上自衛隊の動きが気になるようだ。中国メディアの百家号はこのほど、最新護衛艦「もがみ」が進水したことを伝え、「なぜ日本はおとなしく本分だけをわきまえていれば良いものを、なぜそれができないのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、通称30FFMとも呼ばれる護衛艦もがみについて、日本が自主開発した多用途護衛艦だと紹介。主に対潜水艦戦闘や対機雷戦の任務を担い、満載排水量は5500トンで決して小さすぎることはないと分析した。そして、「特に注目に値する点」は、もがみの細部の多くが中国の「055型駆逐艦」とよく似ていることだと主張。「055型駆逐艦の縮小版のようだ」としており、「日本にパクられた、模倣された」と言いたいようだ。
 
 続けて記事は、日本は敗戦国であるにも関わらず、新たな装備を次々と配備して軍備を拡張していると主張し、「経済発展だけに力を入れていれば良いものを」と訝った。しかし、周りを海に囲まれている日本からすると、近くには中国とロシアという世界の軍事力トップ3に入る国がいることに加え、韓国と北朝鮮という軍事強国もいるという地理的な悪条件が重なっていると分析。しかもこれらの国と衝突した歴史があるため、「日本の地政学的環境は相当悪いと言える」とし、そのため海上戦力を強化しているとの見方を示した。

 このほか、日本は「資源が少ない」ことも大きく関係していると分析。多くの資源を輸入に依存しているが、シーレーンとなるインド洋から日本海にかけては、日本にとって「工業ライフライン」であり、ここを断たれると致命的なので海軍力を強化するのだと説明した。

 最後に記事は、軍事力の強い国が近くにいることは中国にとって望ましいことではないが、人民解放軍の急速な発展を見ると日本に対して焦る必要は全くないと主張。「今の中国は、様々な挑戦に立ち向かうだけの底力がある」と記事を結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)