中国黒龍江省にある「大慶油田」は、中国建国10周年という節目に発見され、「大いに慶んだ」ことから「大慶」と命名された。ターチン油田とも呼ばれる大慶油田について、中国メディアの百家号は3日、「危うく日本人に発見され、日本に奪われるところだった」と主張し、大慶油田にまつわるエピソードを紹介する記事を掲載した。

 石油は日常生活を維持するのにも、国の経済発展にも欠かせない貴重なエネルギー資源だ。13億人を超える人口を抱える中国が毎年消費する石油の量は膨大で、中国は米国に次ぐ石油消費国となっている。

 記事は、中国には油田がいくつもあることから「世界で10本の指に入る石油生産大国」であるとしながらも、それでも足りず世界最大の輸入国ともなっていると紹介。そして、日本が「大慶油田を発見しそうになった」のは、日本統治時代の旧満州時代のことだとし、一説によれば日本の地質学者は中国東北地方で油田の探査を行ったことがあると主張した。そして、後に発見される大慶油田のほんの目と鼻の先にまで行ったこともあり、1100メートルまで掘ったと伝えつつ、「さらにあと200メートル深く掘っていたら発見されていたかもしれない」と、中国にとって「いかに危ないところだったか」を強調している。

 記事は、これより前に「世界一石油に執着している」米国も、中国で油田を探したことがあると紹介。中国の油田はかねてから狙われており、もし日本が見つけていたら、日本が敗戦してもほかの国が黙っていなかっただろう、と振り返った。

 記事の中国人筆者は「多くの中国人の知らない真実」としてこのエピソードを紹介している。歴史に「もしも」はないが、もし日本が油田を見つけていたら歴史は変わっていたかもしれないと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)