日本と中国はともに「子どもへの教育」を重視する教育大国と言えるが、教育の「重点」は日本と中国では大きく異なっていると言えるだろう。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、日本の教育は4つの特質を育むことを重視していると紹介する動画を配信し、日本の教育を見ていると「中国の子どもたちはスタートラインの時点で負けていることがわかる」と論じた。

 中国の教育といえば、「詰め込み教育」であり、重点は「いかに大量の知識を暗記させるか」ということにあると言えるだろう。記事は、日本の教育の重点は中国と異なっているとし、4つの特質を育むことを大切にしていると紹介、まず1つ目の特質として「自立心」を挙げた。学校への送迎を保護者が行っている中国と違って、日本では子どもが自分で登下校すると紹介。「自分の荷物は自分で持つ」という日本では当たり前のことについて、「これは重要なことだ」とし、「自分のことは自分ですることを学ばせることができる」と力説した。

 2つ目は「責任感と奉仕の精神」で、日本の学校では子どもたちに掃除をさせていると指摘。これにはトイレ掃除も含まれ、「これにより奉仕する精神を学ぶ」と解説した。3つ目は「鍛錬」することで、日本では冬でも子どもに薄着で過ごさせると紹介。このような鍛錬は子どもに我慢強さなどの良好な精神を育ませることができるという。この点、中国では冬になるとこれでもかというほど子どもに厚着させる人が多い。

 最後に挙げたのは「目上の人に敬意を示す」ことだ。動画では、「これは非常に重要なこと」だと強調。日本では道路を横断する際に自動車が止まってくれると、お辞儀をして感謝を示す子どもが多いと紹介。また、教師や年上の人に対してとても礼儀正しく接すると称賛しているが、礼儀が甚だしく欠落している中国の子どもは少なくない。

 この動画のコメント欄を見ると、「自分で登下校できるというのはそれだけ日本の治安が良いということ」、「自立は良いことだが、中国には悪人が多いというのが問題」などのコメントがあり、現実的に自立心を育ませる環境が整っていないようだ。また、「中国の親は子どもが人の上に立つことを望む。だから他人を敬う必要はなく、子どもがご主人様になってしまう」と、親の意識に問題があるとの指摘もあり、中国では日本のような教育方針を実践するのは難しそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)