新型コロナウイルスの感染拡大を防止するという点において、手洗いは重要かつ有効な手段の1つだ。しかし、子どものなかには手洗いを嫌がる子もいて、いかに子どもにきちんと手洗いをさせるかに悩まされている大人は多いことだろう。この点、日本はうまく成功していると言えるようだ。

 中国メディアの百家号はこのほど、「清潔好きな日本人は、どのように子どもに衛生概念を教えているか」と題する記事を掲載した。特に手洗いの重要性を教える方法は大きな参考になるとしている。

 記事は、人に何かの習慣を根付かせるには「アメとムチ」の2つの方法があると分析。大人の場合、手洗いをしないことがもたらす結果を強調することで、いわば「ムチ」的な方法が効果的だが、子どもに手洗いしない結果を説明するのは複雑で難しすぎると指摘した。

 では、日本では子どもに手洗いの重要性を教えるのに、どんな方法をとっているのだろうか。記事は「絵本」という子どもにとって理解しやすく受け入れやすい方法があると紹介。この絵本では、せっけんが「ヒーロー」として描かれており、汚れと戦うために「泡立てる」ことが有効であることが描かれていると説明した。

 この絵本について記事は、「物語はわずか数ページだが、手描きの絵は生き生きとしていて面白く、ちょっとした映画のようで小さな子どもにぴったりだ」と絶賛。子どもの心にうまく衛生概念を根付かせることができると高く評価した。中国では、正確な手洗い方法の教え方などはあっても、子どもが楽しく手を洗えるような工夫がなかなか見られず、罰を強調するのが現状だと言えるだろう。この点で日本の方法は大いに参考になるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)