緑茶を日常的に飲んでいる日本人は少なくないだろう。コンビニに行けばペットボトルに入った緑茶が並び、スーパーなどではティーバッグタイプの緑茶も数多く売られているなど、日本人にとってお茶は身近な存在だ。

 「お茶」の文化はもともと中国が発祥であり、現代においても中国はお茶の生産大国だ。遣唐使を通じてお茶が持ち込まれた日本では現在、静岡県や鹿児島県、三重県などで茶の生産が行われているが、茶葉の栽培から収穫、そして乾燥といった「茶の生産」という点で中国は日本を見習うべき点が多々あるという。

 中国メディアの百家号はこのほど、中国の茶生産が「日本に劣っている点」について考察する記事を掲載し、日本は茶生産においてすでに一定の現代化を実現していたと伝えている。

 記事は、先進国である日本では「農業においても機械化や自動化のほか、農作物の標準化も進んでいる」と紹介し、これは茶生産も例外ではないと紹介。そして、日本では紅茶や烏龍茶の生産量は少なく、ほとんどが緑茶の生産であることを指摘しつつ、茶の起源は中国にあるものの、栽培や生産という点で「今や中国は日本から学ぶべき立場」にあると主張し、日本が茶生産において中国より進んでいる点は「機械化」と「自動化」、「資源の集中」という3点にあると論じた。

 続けて、茶生産の機械化を進めるためには、まず地面を平坦にならし、チャノキを平行に植え、栽培する品種の統一といった基本的なことを徹底する必要があるとしながらも、中国ではこうした点ができていない農園も少なくないことを指摘。また、中小規模の農園では茶葉の加工という点でもまだ自動化が進んでおらず、すべて手作業で行っているケースもあると紹介する一方、日本はこうした点がしっかりできているので、茶栽培を機械化や生産工程の自動化ができるのだと指摘した。

 また日本は静岡や鹿児島、三重などで茶生産が盛んだが、「生産地が散在しておらず、集中している」とし、それによって茶産業の効率的な資源分配が可能になっており、研究開発から生産、可能、販売、さらにはアグリツーリズムまでが一体化した茶産業を構築できていると指摘。中国は茶の起源を持つ国だが、日本の成熟した茶産業は中国にとって学ぶに値すると伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)