日本は観光地など人の目に触れるところだけでなく、都市部から農村部まで全体的にどこも清潔できれいだ。ほこりが舞っていて、清掃員が掃いているそばからごみがポイ捨てされていく中国とはどこが違うのだろうか。中国メディアの百家号は20日、「日本と日本人がいつも清潔である理由」を分析する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は出張で日本に来たことがあるそうだが、とても清潔なことに感銘を受けたそうだ。そして、日本の清潔さには「理由」があると分析し、中国人も見習うべきだと伝えている。

 記事が挙げた1つ目は「宗教上の理由」だという。日本の土着信仰ともいえる神道は、神社でお参りをする前に手水を使うほど清潔さを重んじているため、この清潔さを重んじる考え方が日本人の日常生活にも影響を与えたと考察した。2つ目は「気候と地理のおかげ」。雨が多く森林カバー率の高い日本では、自然と空気がきれいになると主張している。

 3つ目は「産業転換のおかげ」。日本は戦後、重化学工業で豊かになったが、そのために環境問題に悩まされた。後にハイテク産業に方向転換したおかげで、今のきれいな日本があるとした。そして「ごみ分別」が国民の間で徹底していることも要因と指摘している。

 また記事は、日本は環境だけでなく、人まで清潔感があると伝えている。日本人は仕事の際スーツを着こなしていて、女性の化粧も自然だと称賛した。中国では仕事にスーツを着る人は少なく、着ていてもなぜかだらしない印象だ。着方に問題があるのかもしれない。日本人の身繕いは全体的に、男女の別を問わずさわやかな印象を与えているようだ。

 記事の中国人筆者の指摘している理由の多くが意識と習慣の問題といえるだろう。中国では「順其自然」という「成り行きに任せる」という意味の言葉が良く使われる。おおらかなのは良いことだが、努力しなければ清潔な国を作ることはできない。自分や周りをきれいにする点で、日本から学ぶことは多いだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)