日本の医療レベルは世界的にも高く、医療制度は世界一優れていると評価するランキングもある。なぜ日本の医療制度はレベルが高いのだろうか。中国メディアの百家号はこのほど、その理由について分析する記事を掲載した。

 英国の医療人材派遣会社IDメディカル社による2019医療制度ランキングでは、日本が1位となっており、英国のシンクタンク・レガタム研究所が発表したレガタム繁栄指数2020では、健康分野で日本が2位と、いずれも日本は非常に高く評価されている。これはなぜだろうか。

 その1つの理由として記事は、「日本の医療制度は欧米とは異なること」を挙げた。欧州諸国は公共医療制度を採用しており、広い範囲をカバーして個人負担が少ないが、効率が悪く医療資源の浪費という欠点があると指摘。米国はその逆で、医療水準は非常に高いが貧しい人は医者にかかれないという欠点があるとしている。日本は欧米の中間で良いとこ取りしていると評価した。

 別の理由は、日本は「大規模、中規模、小規模」と3種類の医療体制としていることだ。日本は開業医のクリニックであってもレベルが非常に高いので、多くの人がまず小規模なクリニックで受診し、精密検査などが必要になると紹介状をもらって中規模の病院やさらに大きな病院へ行くと紹介。これにより、中国のように大病院に病人が集中する事態を避けることができていると説明した。

 ほかにも、日本は国民皆保険制度で個人の医療費負担は3割であること、医薬分業となっていること、基本的に治療費が先払いである中国と違って後払いなので、治療が遅れることがないこと、金儲け主義に走りがちな中国の医者とは異なり、日本の医者には匠の精神があり責任を尽くしてくれることなどを挙げている。中国と比べた場合、日本の医療制度は非常に優れていると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)