日本の皇室は、その長い歴史において世界で唯一「万世一系」を貫いており、現在126代目となっている。この点、中国にもかつて皇帝が存在したものの、王朝が変わるごとに皇帝も変わっているため、日本とは大きく異なると言えるだろう。なぜ日本の皇室はこんなにも長く続いているのだろうか。中国メディアの百家号はこのほど、その理由を分析した記事を掲載した。

 記事はまず、中国の歴史を見るとこれまで何度も王朝が変わっていると指摘。300年を超える王朝はほとんどなく、王朝が変わるたびに全てがひっくり返り、もちろん皇帝の血筋も変わるのが常だったと伝えた。なぜ日本では「万世一系」が可能になったのだろうか。

 この理由について記事は、「国情が異なっていた」と分析。中国では昔からどの王朝も「中央集権的封建国家」であり、皇帝が権力を握っていたため、下の者が上へ行くためには政権転覆して自らが皇帝となるほかはなかったと説明した。

 一方、日本の皇室は、そのほとんどの時期において中央集権的ではなく、最も権力があった奈良から平安時代にかけてでさえ権力が分散していたと分析。また天皇陛下は神道における天照大神の子孫とされているので、宗教上の最高指導者であり、多くの宗教的な儀式を天皇陛下が行っていたと紹介。このため、幕府の将軍ですら天皇の地位に就くことは民衆の支持を得られず怒りを招いたと強調、これが中国の皇帝との決定的な違いだったと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)