「人に迷惑をかけない」ことが美徳の1つとなっている日本。多くの中国人も「人に迷惑をかけない」のは良いことだと認めるが、日本人は極端すぎだと感じるようだ。中国メディアの快資訊はこのほど、「なぜ日本人は人に迷惑をかけないことにこだわるのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事はまず、日本人がいかに「人に迷惑をかけない」ために気を使っているかを紹介。例えば、レストランで子どもが食べ散らかすとテーブルの下に落ちたものまできれいにふき取ると紹介した。中国の場合、「子どものしたことだから」として食べ散らかしたままで帰るのが普通であり、店員もなんとも思わないそうだ。

 また、友人が病気で寝込んでしまった時、何か差し入れをする際には、中国だったら直接届けてあいさつを交わし食事をして帰るものだが、日本では玄関先に置いてきてあとからメールで相手に伝えると紹介。これは、病気の時は女性であれば化粧をしておらず、また部屋も片付けていないだろうことへの配慮だからだと伝えた。

 人間関係を非常に重視し、人情で社会が成り立っている中国からすると、日本人の徹底した「人に迷惑をかけない」という姿勢は理解に苦しむようだ。なぜ日本人はここまで「人に迷惑をかけない」ことにこだわるのだろうか。記事は「村八分」と関係があると分析。かつての村社会ではルールを破った人を「村八分」として一切の交流を断つという制裁を課したと主張し、村八分にされると生きて行くのが困難になるので、日本人は人に迷惑をかけることを極度に恐れるのだと説明した。

 それで、「日本人は骨の髄まで人に迷惑をかけない精神が根付いているので、世界で最も秩序ある国を作ることができた」と主張している。人に迷惑をかけないことで秩序が保たれるという良い面がある一方で、極端になると弊害も少なくないのは事実だ。この点で「迷惑をかけるのはお互いさま」との考えが強い中国とは大きく異なっていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)