アジアでいち早く先進国の仲間入りをした日本は、かつてアジア四小龍(香港、シンガポール、韓国、台湾)と比較して「アジア唯一の大龍」と呼ばれていたことがある。今ではアジア四小龍も豊かになったが、中国メディアの百家号は16日、日本の発展のほどを紹介し、「さすが早くに発展した国は違う」と感心する記事を掲載した。

 日本の発展は、主に4つの面からうかがい知れるという。記事が挙げた1つ目は「経済面」だ。最も豊かだった1990年代に先進国の水準に達し、それを維持している。今でも一人当たりのGDPは中国の4倍もあるほどだ。2つ目は「技術面」で、日本の製造業はかなり早くに、ローエンドから新材料、AI、医療などのハイエンド産業へと方向転換してきたと紹介。注目すべきなのは、経済・技術ともにアジアでいち早く高い水準に達しただけでなく「その水準を維持してきた」ことだと称賛している。

 3つ目は「生活面」。日本は生活しやすい国で、それは細かなところに表れているとした。例えば治安が良いので家の周りは簡単な柵で囲むだけで良いことや、落とした財布が戻ってくること、子どもが自分で登下校できることを紹介。スーパーに入るときも、中国のように荷物をロッカーに預けるよう要求されないので、店側が客を信じているのが感じられ「気分良く買い物ができる」そうだ。

 4つ目は「環境意識の高さ」。国民一人ひとりに、環境を守る良い習慣が身についていると紹介している。ごみの分別、節水、エコバッグの利用、公共の場所をきれいに保つことなどだ。いずれも一人ひとりの意識の問題で、中国で真似しようとするとハードルが高そうだが、一度習慣付いてしまえば難しくないはずだ。

 記事は、他国の台頭でかすれがちな日本の発展について、「いち早く先進国になっただけのことはある」と感心。「細部が勝敗を決する」と日本の優位性を強調した。中国のように最近台頭してきた国にはない良さを、これからも大切に守っていきたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)