日本は明治維新後、急激な発展を遂げ、あっという間に列強に肩を並べた。日本が成功した理由について、中国では「運が良かった」、「英国の助けがあったから」、「地理的な位置が良かった」などの見方もあるようだが、中国メディアの百家号はこのほど、成功の秘訣は3つあったとする記事を掲載した。

 記事が挙げた1つ目の理由は「教育への継続的な投資」だ。記事は、明治維新前から日本には「寺子屋」が全国各地にあり、基本的な教育を受ける人が非常に多かったと紹介。明治維新では寺子屋という基礎の上にさらに教育に力を入れて小学校を普及させたので、大量の「質の高い労働者」を生み出すことができたと説明した。この点、中国の支配層は昔から「民衆は愚かな方が良い」との考え方だと批判している。

 2つ目は「全面的に西洋から学んだ」こと。明治維新後の日本は、科学技術だけでなくあらゆる制度を西洋から導入したと指摘。これとは対照的に、当時の清国は科学技術だけ学んで、内閣などの政治体制については取り入れることはなかったとその違いを強調した。

 3つ目は「既得権益層に対しても改革を実行した」こと。記事は、改革が実行されれば誰かが「落ちぶれる」ことは必須だが、日本はそれを甘んじて受けたと分析。実際、明治維新によって武士が持っていた既得権が解体されたと言えるだろう。それで「日本は国全体の利益を庶民に分配した」と分析している。

 最後に記事は、これら3つの要因のうち「教育」が最も重要だと結んでいる。確かに、日本は寺子屋のおかげで江戸時代にはすでに高い識字率を実現しており、後の学校教育の普及でさらに教育レベルを押し上げた。これが中国との決定的な差を生んだのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)