かつて日本の住宅は、外国人から「ウサギ小屋」に例えられるほど小さくて狭いイメージだった。しかし、中国メディアの快資訊は15日、「日本の住宅は狭いはずなのに、狭さを感じないのがすごい」と紹介する記事を掲載した。優れたデザインにより、空間を有効に利用していると称賛している。

 土地の広さに限りがある日本では、狭い空間を上手に利用するのが得意になっているのかもしれない。記事は、「日本人は住みやすさにこだわる」と紹介。狭い家も狭く感じさせない4つの秘訣があると分析している。1つ目は「襖を上手に使うこと」。襖で部屋を仕切ることで、昼間はリビングとして広く使い、夜は襖を閉めて寝室にするというように、同じ空間を有効利用していると感心している。

 2つ目は「どの部屋にも収納を作ること」。中国の住宅は、大抵主寝室にだけ大きなクローゼットがあるが、収納重視の日本人は小さな部屋にも収納スペースを確保するので、部屋の使い勝手が良いと高く評価した。3つ目は「リビングに陽が入るようにしていること」。日本人の生活スタイルは、多くの時間をリビングで過ごすので、窓を大きくしてリビングが明るくなるように設計しているとした。

 4つ目は「玄関が2つあること」。これは、家族用と来客用に分ける設計のことを言っているようで、確かに急な来客にも困らないが、あまり多くはないと言えるだろう。ただ、中国の住宅には日本の家のような段差のある玄関がなく、ドアを開けるといきなりリビングなので「玄関がある」というだけでもメリハリを感じるのかもしれない。

 このように見てみると、住み心地の良さと家の広さは必ずしも比例していないことがわかる。面積は広くなくても、日本の住宅には狭さを感じさせない工夫が随所に見られると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)